デザイン科

Design
デザイン科

デザイン科

Design

鎌倉大船校(私大コースのみ)
夜間部|特進コース 月〜土 17:30〜20:30

横浜校
昼間部 月〜土 9:00〜16:00
夜間部|特進コース 月〜土 17:30〜20:30

横浜青葉台校
昼間部 月〜土 9:30〜16:30
夜間部|特進コース 月〜土 17:30〜20:30

ショナビのデザイン

絵で物事を飛躍させ統合すること、言語でそれらの意味内容を目的と照らしながら検証し、誤差を修正すること。この相互作用から生まれる、高い精度のコミュニケーションをショナビのデザイン科は目指します。

造形要素の構成は、それが表す情報としての性質を分析的に考えることで、その意味内容の精度を向上させることができます。造形要素が持つ固有の情報、その組まれ方、位置、関係性によって立ち現れる効果の一つ一つを習得していきます。また、デザインはデザインを勉強するだけでは、飛躍の手段を一定以上に増やしません。

ショナビでは、歴史上のさまざまな様式の建築、絵画、彫刻にデザインのヒントを学びます。美術史上に無数に存在するアイデアは、受験生の発想力を大きく広げるでしょう。

デザインのスキルを磨き、
あなたの可能性を
広げてください。

デザインのスキルは一朝一夕では身につきません。ですが、身についたスキルは一生物です。早くに始めることができる人は高校1、2年生からの特進コースをお勧めします。学校などの行事が忙しかったり、始めるのが遅くなってしまったりした人も焦らず、時間をかけて造形力を磨いていきましょう。デザイン科に在籍する生徒は始めた時期も経験値も人によって様々です。段階を踏めば、誰もが高いレベルへとステップアップすることができます。ショナビのデザイン科で高いスキルを獲得し、それぞれの個性を発揮してください。

志望校に合わせて選べる2コース

芸大コース

実技種目:デッサン、色彩構成、立体構成の3種目

芸大コース 参考作品 デッサン
芸大コース 色彩構成
芸大コース 参考作品 色彩構成
芸大コース 立体構成
芸大コース 参考作品 立体構成

私大コース(平面系/立体・空間系)

実技種目:デッサン、色彩構成の2種目

平面系 対応大学例

多摩美術大学
グラフィックデザイン学科/統合デザイン学科/情報デザイン学科

武蔵野美術大学
視覚伝達デザイン学科/基礎デザイン学科/デザイン情報学科

金沢美術工芸大学東京造形大学女子美術大学日本大学芸術学部
ほか、地方公立大学

立体・空間系 対応大学例

多摩美術大学
生産デザイン学科(プロダクトデザイン専攻/テキスタイルデザイン専攻)/
建築・環境デザイン学科/演劇舞踊デザイン学科 (劇場美術デザインコース)

武蔵野美術大学
工芸工業デザイン学科/空間演出デザイン学科

金沢美術工芸大学東京造形大学女子美術大学日本大学芸術学部
ほか、地方公立大学

私大コース デッサン
私大コース 参考作品 デッサン
私大コース 色彩構成
私大コース 参考作品 色彩構成

「ショナビデザイン科的」
課題別解説

デッサン

デッサンは対象についての認識を構成し、他者に伝達する行為といえます。的確な構図、空間、形体、材質の状況、光と陰影の状況、全体と細部の関係について、バランスよく注意を払いながら画面上に構成します。

社会の様々な問題に目を向け、新しい価値を提案するのがデザインの仕事です。ただ目に飛び込んだものに注意を向けるのではなく、注意を払ってものごとを見る姿勢がとても大事なのです。デッサンとデザインの考え方は多くの点で重なり、デッサン上達の過程はデザインの考え方を基礎付けます。

石膏デッサン
構成デッサン
想定デッサン

色彩構成/立体構成

色彩構成/立体構成では制約を積極的に受け入れることから問題解決の糸口を見つけ、アイデアを適切な形体に落とし込みます。ものごとに関連性を見出し結び付ける構成課題の思考プロセスは、社会の中で創造的な価値を生み出すためのプロセスと符合していきます。

一連のプロセスは、ユーザー視点(見る人の視点)に立ちながら、分析思考と、感覚的判断(直感)の交わるところで展開します。デザインの要素と組成への明解な根拠は、形態とその機能を相互に関連させ合いながら美しい統一体に収束させます。

芸大コース 色彩構成
芸大コース 立体構成
私大コース 色彩構成
私大コース 色彩構成

「ショナビデザイン科的」
課題別解説

色彩構成

「コカコーラのビンをモチーフに『音』をテーマに色彩構成しなさい」(6時間)

キーワードは「舞台と役者」

構図を分析する際にまず、構成要素を「舞台」と「役者」の2つに分解してみると良いです。 ホモサピエンスは噂話をする程度に情報量を持った言語体系によって、現在の地位を築き上げたという説がありますが、人が人になにかを伝える際の基本的な情報の構成は「いつどこで、何がどうした」です。

いつどこで
蓋を開けた時机に置かれた、コカコーラの瓶の中で、液体の表面

何がどうした
炭酸がシュワシュワパチパチと弾ける音が楽しい

「舞台」についての情報、「どこで」に関して、瓶の中で、液体の表面にクローズされるよう明快に構図が組まれていることがわかるでしょう。「役者」についてシュワシュワと上昇する感覚が、水面を画面上部に構成することで表現されています

パチパチと弾ける音は、正円の要素のリズムと反復、その配色によって楽しさを表現しています。 この画面では「いつ?」についての情報が曖昧になっています。それは例えば、楽しいおやつの時間かもしれませんし、息抜きの静かな時間かもしれません。舞台を構成するオブジェクトの配色から受ける印象にその点の曖昧さが残ります。

基本的な構成においては「舞台」と「役者」がまず画面内に構成されます。「舞台」と「役者」の関わりが情報の焦点となり、見せ場と呼ばれることが多いです。色彩構成初心者は、役者だけの構成になりやすいですが、情報を構成する際「舞台」は欠かせません。舞台と役者と、その関わりを意識して構成すると良いでしょう。

「炭酸がシュワシュワパチパチと弾ける音が楽しい」について

画面上部に作者の炭酸に対するイメージ「シュワシュワ」をビジュアライズさせ落とし込むことで、変哲も無い「モチーフ描写」から、「イメージ構成」へと昇華され、独自の作品として仕上がっています。 惜しむらくは時間軸の扱い、先に述べた「舞台」に対するイメージを加味させることができれば、より一層「強い画面」が構築できたのではないでしょうか。

デザイン科 色彩構成
「ショナビデザイン科的」作品解説