湘南美術学院では去る2026年6月13日(土)、14日(日)に、鎌倉芸術館 ギャラリーにおいて「オリジナル作品展」を開催いたしました。たくさんの方のご来場、また一般投票へのご参加、誠にありがとうございました。

「オリジナル作品展」とは?
本展は、受験科各科の昼間部生(油画科、日本画科、彫刻科、工芸科、デザイン科)と、建築科、先端芸術表現科、受験デッサン科、一部夜間部の希望者が、絵画・立体・デザイン作品などジャンルを超えたオリジナル作品を制作、展示する催しです。「芸大・美大受験」を見据えた普段の授業制作とは異なり、生徒一人ひとりの個性・関心・メッセージなどが、各々の自由な発想で表現されます。

「オリジナル作品展」のコンセプトと役割
なぜ芸大・美大入試のための実技指導を行う受験予備校が、「受験とは直接関係のない自由制作」の場を、毎年、開催するのか。我々は「オリジナル作品展」が、単なる作品発表の場ではなく、そのための制作の時間も含めて、生徒たちにとっての「創作者としての原体験」となることを願っています。
近年の技術革新による世界の変化、特に人工知能(AI)がもたらす変化は、皆様の生活の中でも実際に強く感じられる機会が増えているのではないでしょうか。美術という世界においても、これからの社会の中で、「自分は何者で、何を作っていくのか」という創作者の宿命ともいえる問いは、より強く社会と個人へ問いかけられていく一方です。複雑性を増す社会の中で、多くの大学が技術だけではなく、時代に溺れてしまわないタフさと、ゼロからイチを生み出すエネルギーに満ちた人材を育成しようとしています。
効率を求めるだけの課題解決は、
予測可能な結果しか導くことができない。
そんな時代にゼロからイチの価値を生み出せるとして、
注目を集めているのが「創造的な力を持つ人材」だ。
多摩美術大学HP「AI 時代を先取りする進路選択」より引用
こうしたメッセージは、「入試」という場を通して受験生たちに投げかけられますが、それは入試に留まらずこの先に無限に続く、「正解のない問い」へのステップです。この「正解のない問い」をほどいていく、その鍵は、「自由制作」の中で立ち上がる自分だけの視点や疑問、そして自分だけが得られる気づきや喜びの中にあると我々は考えています。
開催に際して⽣徒に伝えられた学院⻑メッセージを⼀部掲載いたします。
芸⼤・美⼤の⼊試では「あなたは何を考えていますか?何を表現したいのですか?」という問いかけが多くなってきています。表現者としての原点を⾒たいのかもしれません。本来の⾃分らしさを再考し作品制作に向き合ってほしいと願います。
湘南美術学院 学院⻑ 佐藤武夫
結に
開催当日は、一般来場の方にも展示作品の観覧、ならびに作品投票へご参加いただきました。投票いただいた内容、アンケートでは、生徒たちと作品への素敵なお言葉をたくさんいただき、生徒たちが作品に込めた思いや表現と、その熱量を感じていただけたことを大変嬉しく思います。ご来場いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。
一部、選抜作品はこの後、弊社が運営する「VALLOON STUDIO SHIBUYA」にて、選抜作品展として展示いたします。今度はカルチャーが交差する渋谷の街で、生徒の作品をお楽しみいただけましたら幸いです。詳細は改めてお知らせいたします。
湘南美術学院では引き続き「美術人」の育成を目標に、入試対策に留まらない様々な教育活動を行なって参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。




