Interview - 活躍するショナビOB - 岸本達郎さん[日産自動車株式会社]

美術との出会い

私は高校3年生の夏まで野球少年でした。それまでは、野球一筋に取り組んでいたので、いざ進路を考えるというときに、美術の道に進みたいと親に伝えた際には驚かれたことを覚えています。湘南美術学院に通い始めてからは、仲間と切磋琢磨して高め合える環境と、気さくで多彩な講師の方々の教えもあって、より一層「ものづくり」にはまっていきました。

講師は、小手先の技術ばかりにとらわれず、感じ方や見る視点を大切に指導してくれました。デモンストレーションで制作した講師の作品と自分の作品を見て、自分の力で何が違うのかを発見し、考えることができたのは、見せかけではない本当の実力を身につけることができたからだと思います。

 

 

 

 

「クレイモデラー」という職業は、デザイナーがイメージしたデザインを話し合いながら実際に立体で具現化(リアライゼーション)していく仕事です。芸大というと作家になるイメージが強いですが、僕はモノづくりの現場で働きたいと思っていたので、工芸科の先輩が日産に就職したことを聞き、日産のオフサイトのインターンシップに応募しました。

日産の”美しいかたち”を追求する姿勢は、私自身勉強になることも多くあります。それが”なぜ美しいのか”を掘り下げて考えていくことは、私が制作を通して意識していることと重なります。同じ考えや目線を持つ人が多ければ、仕事もしやすいですし、なによりもそんな社風に惹かれています。また、所属するデザインリアライゼーション部には美大を卒業した人が多く、特に彫刻科出身やファインアート関係の人が多く在職しています。美術を通して学んだ、“見たものを正確に具現化する力”はクレイモデラーにとって非常に重要になります。車を作っていく工程で、クレイモデラーはデザインの具現化に関わる重要な役回りです。デザインの立体造形をまとめ上げて、その形が金型となり車が作られていくのですから。モノを見る目、何が良いのか読み込む力、目を養い続け、表現を積み上げていくことが重要です。こうした力は予備校時代からの積み上げの一つ一つから成るものだと思います。何が良くて、何が悪いのか、自分の目で見極める力を学生のうちから養って行くことが将来の自分へとつながっていくのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分は、高校生の時、「ものづくりが好き」という理由を大切に、美術系の進学を決めました。企業は、好きなことを頑張っていたり、何かに夢中になっていたりする「魅力的な人」を求めています。そう考えると、美大生は“好き”や“得意”で進路を選んだ人が多いですから、企業にとってはとても魅力的な存在なのだと思います。私も最初は漠然とした将来への不安がありました。でも、それはまだやりたいことや得意なことを探し出せていないだけで、実際にはどこにでもいけるポテンシャルを全員が持っているはずです。“今できること”“やりたいこと”をやって、将来の自分の強みをつくっていってほしいですね。

 

日産自動車 web site

「クレイモデラー」という仕事

企業が求める人材

受験生・学生時代に培った技術と表現力が今活かされています

大学院修了制作 「ガブリー」黒大理石 H120×W60×D60cm

 

受験生時代の作品

 

● 岸本達郎:日産自動車株式会社 グローバルデザイン本部 デザインリアライゼーション部

 

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